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【保有銘柄全34種を開示】ぴのの運用報告、2021年10月編




 

本記事では、私の資産状況2021年10月編を報告いたします。

前回同様、私が保有している全34銘柄は全て、その額と合わせて開示しています。

今後も各月の最初の週末に資産推移をアップデートしていきます!

(今月は2週目になってしまいました。。)

 

※前回報告

【保有銘柄全34種を開示】ぴのの運用報告、2021年9月編 - Index Lab. インデックスラボ

 

目次

 

 

 

長期資産推移

私が資産運用を始めた2018年9月から、現在に至るまでの資産推移は下記の通りです。

 

ぴのの長期資産推移(2021年10月更新)

 

9月報告時点で17,717,254円だった資産は、10月10日時点で18,532,045円となりました。

先月は追加で給与口座から100万円の入金を行いましたので、運用成績としては前月比で-185,209円(-1.05%)となりました。

後で詳述いたしますが、インフレ懸念から発生した債券利回りの上昇、不動産価格の下落などの影響で保有銘柄全体としては下落する結果となりました。

一方で、ポートフォリオ内のエネルギー銘柄や金融銘柄は大幅に上昇したおかげで、全体の評価額の下落はかなり緩和されました。

9月の相場は分散投資の大切さを改めて教えてくれたと感じています。

 

なお、8月には配当金として、税引き後のトータルで2,213円と148.08$を受け取りました。(下記明細)

特にRWR1476をはじめとしたリート資産からは大きな配当をいただきました。

 

コード 銘柄

税引き後

受取額

DRN DRX DL REST BL3X 5.66
ERX DRX ENERGY BL2X 15.17
ERX DRX ENERGY BL2X 10.49
RWR SPDR DJ REIT 33.5
VT VA WORLD STOCK 19.81
VWO VA FTSE EMG MKT 24.43
SPYD SPDR SP500 H DIV 32.73
VWOB VNG EMER MKT GB 6.29
1476 Iシェアーズ・コア Jリート 2,213

 

それでは次に保有資産の内訳について紹介いたします。

 

 

 

 

資産内訳

 私が証券口座内で保有する資産は、国内株式、投資信託、米国株式、現金(円、ドル)の4つです。それぞれの割合は下記のとおりです。

 

ぴのの保有資産内訳2021年10月編


9月は追加で100万円を入金したこともあり、リスク資産の割合は減少しました。

特に投資信託の評価額の下落が目立っています。こちらについては下記の投資信託の章で考察を行っていきます。

以下保有資産について銘柄と評価額を挙げながら9月の株価変動について紹介いたします。

 

 

 

 

保有資産

国内株式、米国株式、投資信託の順番で、先月の状況と比較をしながら保有銘柄を全開示していきます。

 

国内株式

国内株式で保有している銘柄は下記の通りです。前月のものと合わせて紹介しております。

 

ぴのの保有銘柄(国内株式)2021年9月更新

 

ぴのの保有銘柄(国内株式)2021年10月更新

 

保有銘柄のうち、2046インド株ブルは評価損益が+158%から+176%へと大きく上昇しました。

その他の資産については軒並み評価額は減少しました。

特に下落が顕著だったものは1476Jリート1572中国H株ブルです。

 

この株価変動を受けて、インド株については12株、約22万円売却し、14万円の利益を確定させました。

投資の基本はバイホールド戦略(※)であると考えておりますが、2046については直近の上昇が続いていたこと、レバレッジリスク(※)があることを踏まえて、リスクを避けるために売却を行いました。

売却で得たキャッシュのうち14万円は1476のJリートの購入に充てました。

下落した資産は直感的には、今後も下落する危険な銘柄であると感じますが、株価の値動きに慣性の法則が働くことはありません。

事実としてはその逆で、すでに下落している資産だからこそ、過去の高値時よりもリスクが低い資産であると私は考えます。

 

次に保有する米国株について紹介いたします。

 

 

バイホールド戦略の有効性については下記記事で紹介しております。

【初心者】バイホールド戦略、株を売らないことが投資リターンを高める理由 - Index Lab. インデックスラボ

 

レバレッジ投資のリスクについては下記記事で紹介しております。

【図解】SPXL、TECL、SOXLに長期投資をしてはいけない2つの理由(レバレッジリスク) - Index Lab. インデックスラボ

 

レバレッジ資産の長期チャートシミュレーション結果はこちら

【SPXL長期投資が危険な理由】過去27年のチャートシミュレーション結果 - Index Lab. インデックスラボ

【TECL長期投資が危険な理由】過去24年の長期シミュレーション結果 - Index Lab. インデックスラボ

 

 

米国株式

私が保有している米国株式の銘柄は下記の通りです。  

 

ぴのの保有銘柄(米国株式)2021月9月更新

 

ぴのの保有銘柄(米国株式)2021年10月更新

 ※ERXが二つあるのは特別口座とNISA口座で分かれているためです。

 

保有している米国株の中では、金融銘柄VFHや、エネルギー銘柄VDEERXは大きく値上がりし、VDEはプラスの評価額になりました。

特にエネルギー銘柄の中でもレバレッジがかかっているERXは大幅に値上がりし、含み益は2倍近く上昇しました。

エネルギーセクターは原油価格と相関することが知られており、世界的なエネルギー危機で原油価格が上昇したことが、エネルギーセクターにとって追い風となりました。

インフレ懸念も高まる中で、現物資産である原油価格と相関するエネルギーセクターはこの先、上昇が見込める銘柄ではないかと推測しています(※)。

 

一方で、不動産価格は大きく下落し、DRNの含み益は7万円ほど減少しました。

不動産価格はハイテク銘柄等と比較をして割高な印象を持っていないため、気にせず保有を続けようと考えています。

 

米国株は大きな売買は行っておらず、唯一中国株の下落を受けて、CWEBを4万円ほど追加購入いたしました。

中国株は潜在的なリスクがあると思われ、ここ数か月は下落が続いていますが、私は気にする必要はないと考えています。

リスクがあるからこそ資産は割安になり、それが直接的に将来の大きなリターンをもたらします。

ハイリスクだからこそハイリターンがあるという信念のもと、サテライト資産で投資を続けていきたいと思います。

 

※インフレ対策としてコモディティ投資が注目されていますが、コモディティよりも株式セクター投資の方が長期投資では有利です。

【商品への投資は不要!】コモディティ投資より、株式セクターへの長期投資がハイリターンな理由 - Index Lab. インデックスラボ

 

 

投資信託

投資信託の保有銘柄は下記の通りです。  

 

ぴのの保有銘柄(投資信託)2021年9月更新

 

ぴのの保有銘柄(投資信託)2021年10月更新

※ニッセイ外国株式インデックスファンドが二つあるのは特別口座とNISA口座で分かれているためです。

 

投資信託については残念ながらすべての資産で含み益は減少しました。

特に下落が大きかったのが先進国リートに加えて、ウルトラバランス、USA360、グローバル3倍3分法、グローバル5.5といったレバレッジ型のバランスファンドでした。

9月はインフレ懸念から利上げ予測に傾き、債券利回りが大きく上昇しました。

米国10年債は利回りが20%以上上昇し、価格は2%下落しました。

レバレッジバランスファンドは株式と債券にレバレッジをかけながら投資をするために、株価下落に加えて、債券価格下落の影響を強く受けてしまったためであると言えます。

 

一方、レバレッジバランスファンドについてはリスクは高いですが、その分リターンも見込める銘柄です。

一時的な下落は気にすることなく積み立てを続けることが大切であると考えています。

 

 

現在の積み立て設定状況

最後に現在の投資信託の積み立て設定状況を紹介いたします。

  

積立日  ファンド名 積立金額
1日 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 30,000 円
1日 SBI・全世界株式インデックス・ファンド(雪だるま(全世界株式)) 20,000 円
15日 PayPay投信ウルトラバランス 世界株式 20,000 円
20日 楽天・米国レバレッジバランス・ファンド(USA360)  20,000 円
24日 <購入・換金手数料なし>ニッセイ 外国株式インデックスファンド 10,000 円
25日 eMAXIS Slim 新興国株式インデックス 20,000 円
26日 楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(米国高配当株式)) 20,000 円
27日 eMAXIS Slim 先進国リートインデックス 20,000 円
28日 グローバル5.5倍バランスファンド(1年決算型)(ゴーゴー・バランス) 20,000 円

 

現在トータルで月18万円の積立を行っています。

先月からは変更はありません。

 

 

 

 

終わりに

9月はインフレ懸念から債券利回りは上昇し、株価は大きく動きました。

多く銘柄は株価が下落しましたが、中には金融セクターやエネルギーセクターのように株価が上昇した銘柄もありました。

長期でリターンを得るためには、特定のセクターに偏った投資をせずに、広く質的に分散した投資戦略が大切です。

 

この先もテーパリング、利上げなど、債券利回りは中期的に上昇していくことが予想されます。

金利上昇局面において、株式投資の投資リターンは見込めるのか、また、どのようなセクターに投資をすれば高いリターンが期待できるのか、直近260か月分のデータを最近解析しましたので、最後にリンクを共有いたします。

 

※金利上昇局面における株価変動と勝てるセクター

【データ有】金利上昇局面でも株式投資を続けるべきである理由 - Index Lab. インデックスラボ

【徹底調査】金利上昇局面で値上がりが見込める3つの株式セクター - Index Lab. インデックスラボ

 

今回の運用報告は以上となります。

本記事が皆さまの良い投資に繋がれば幸いです。

 

 

 

参考文献

 

 

 

 

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