【永久保存版】【初心者】ウェルスナビのリスク許容度を決める際の最重要事項は〇〇!!
皆さま、お疲れ様です!ぴの(ぴの @インデックス怪獣 (@indexpino) | Twitter)です🐤
WealthNavi(ウェルスナビ)やTheo(テオ)、楽ラップといったロボアドバイザー(ロボアド)を活用する投資家が増えています。いずれのサービスであっても、利用するときにリスク許容度というものを選ぶ必要があります。今回は、ロボアドと個人運用を比較をしたメリットとデメリットを紹介したうえで、投資におけるリスクの意味、そして最も重要なリスク許容度の選び方について紹介いたします。
【結論】
リスク許容度とは、メンタルの話ではない!
リスク許容度を選ぶ際にはご自身の運用予定期間で決めるべき!
・短期運用予定なら勇敢な人でもローリスクが良い
・長期運用予定ならハイリスク選択も可能
目次
ロボアドバイザーとは
ロボアドバイザー(ロボアド)とは、資産運用に必要なポートフォリオ(資産配分)の決定や管理を自動で行ってくれるサービスの総称です。
個人投資家は自分で銘柄選定や売買を行い、それをメンテナンスしていかなければなりません。一方で、ロボアドを利用することで、自動でお手軽に資産を管理をしてもらうことができます。代表的なロボアドサービスとしては、WealthNavi(ウェルスナビ)やTheo(テオ)、楽ラップなどがあります。
ロボアドと個人運用、両者のメリットとデメリットを下に記載いたします。
(注1)ロボアドに関して、運用知識は確かに要りませんが、あった方がパフォーマンスが良くなる確率は上がります。この点については本記事の最後に記載いたします。
(注2)ロボアドでは多くの場合債券や金(ゴールド)といった資産がポートフォリオに入ってきます。長期投資では株式への投資が最もパフォーマンスが高いことを歴史は示しています。その点、株式100%の運用をするのであれば、個人運用の方がパフォーマンスは高くなります。
(注3)手数料もウェルスナビでは1%かかります。自身で運用をする場合には0.1%以下で運用できる銘柄もいくつかあり、自身で運用をした方がコストは安くできます。
デメリット知っておくことは運用の上では重要ですので、あえて個人運用と比較をしたものをしっかりと記載いたしました。しかしながら、ロボアドはもちろんとても優れた運用手法であると言えます。それはなんといっても自分にとって最適な資産配分で 運用を自動で行ってくれることだと言えます。
この時の資産配分を決めるうえで不可欠な要素がリスク許容度です。まずはこのリスクについて説明いたします。
正しいリスク認識
リスクの定義
投資において、リスク資産とは危険な資産という意味ではありません。リスクとは、その資産の値動きの大きさ(ボラティリティ)の程度を示します。つまりハイリスクとは資産の値動きが激しいことを意味します。下図を参照ください。
低リスク資産と比較をすると高リスク資産は値動きが大きい特徴があります。リスクに関して、詳細は以下の私の記事で記載しておりますので、ご参考にしてください。
■参考文献■
【リスクはボラティリティだけで語れない】成功する投資家のリスク認識とそのコントロール方法 - 一生!インデックス宣言
リスクと時間の関係
リスクの高さは値動きの大きさで決まる、という定義に加え、もう一つリスクに関して知っておくべき重要な特徴があります。それはリスクは時間により大きく変化することです。株式や債券への投資は長期で行うことにより、そのリスクを低減することができます。一般に株式投資はハイリスクハイリターンと言われますが、長期で運用した場合、そのリスクは大きく低下することが過去のデータから示されています。保有期間ごとのリスクとリターンの関係を下に示します。
より長期で運用すればするほど、投資のリスクは低減できるという要素は見落とされがちですので、ぜひとも覚えておいてください。本件についても以前にまとめさせていただきましたので、詳細は下記記事に譲ります。
■参考文献■
【株式は債券よりハイリスクは嘘】【図解】投資のリスクは運用期間が決める! - 一生!インデックス宣言
リスク許容度の選び方
ロボアドバイザーはあなたに問いかけます。「あなたのリスク許容度はどのくらいですか」と。この質問に対して「あなたはどれだけメンタルが強いですか?」と解釈をするのは、全くの見当はずれです。お察しの通りですね。
証券用語のリスクとは危険性ではなく価格変動の程度であり、運用期間によって変化します。つまり、ここでいうリスク許容度とはどれだけ危険を冒せるかではなく、価格変動のブレを許容できる時間的猶予がどれだけあるかという問いかけであると解釈すべきです。
その答えを出すうえで重要な指標は、自分の年齢や、投資資金の今後の使用目的です。もしもあなたが定年後の60代で、数年後の生活費を運用するのであれば、いくら勇敢な方であってもリスク許容度は低く設定すべきです。一方で、もしも20代で老後資金の蓄えのつもりで投資をするのであれば、長期での運用が可能です。高いリスク許容度を選択することにより高いリターンを追及することを考えても良いでしょう。
多くのロボアドは投資を知らない方向けに、リスク許容度の設定のわかりやすくするための問診を作成しています。しかしながら、それらの問いかけは、あなたの心理的な特徴を聞くものが多いです。
勇気と相場は無関係です。どんなに勇敢な人であっても、短期運用で暴落してしまったら、ただただ損をする人になります。下落相場では誰も勝てません。リスク許容度を設定するうえで大切なのはメンタルではなく運用予定期間であることはぜひともご承知おきください。
リスク許容度は簡単に変えるべきではない
リスク許容度はコロコロ変えるべきではありません。特に相場が乱降下している時には要注意です。私の友人に昨年のコロナショックの際に暴落していく株価を見てリスクレベル4から3に下げた方がいました。残念ながらこれは最もやってはいけないことです*。昨年からの相場で見てきたように、歴史的には暴落したとしても、その後しばらくすると上昇相場が訪れ、資産価値は元の状態に回復できます。(*友人は私の助言をもとにリスク許容度を戻したと言っていました!)
リスクレベルが高いコースを選んだ場合には、大きく資産が増えるときもあれば、大きく資産が減ることもあります。暴落中にリスクを下げることは、大きな資産の目減りだけを確定し、その後のリターンを取り逃すことを意味します。特に暴落時にはリスク許容度を変えないことをお勧めします。
リスクを変えるべき時は、「当初は10年の運用予定だったが、5年の中期運用に変更したい」などの計画的なケースに限るべきでしょう。感情に任せるのではなく、理性に従ったリスク変更をお勧めします。
ロボアド運用でも投資基礎知識は習得すべき
ロボアドを活用するメリットの一つに、投資の専門知識がいらないというものがあげられます。(上のメリットの項目にも入れておきました。) しかしながら、ロボアドを使う場合でも資産運用をする以上、最低限の知識を身に着けることはリターンを稼ぐうえで重要です。
相場は予想以上に乱降下することがあります。過去の事例を見てみると、リーマンショックやコロナショックなどでは、40%近く株価が下落することもありました。これはあなたがもしも100万円投資をしていたら、40万円の損失を抱え込むことを意味します。もしも投資の知識がないままにロボアドにお願いをしてしまうと、何もわからないまま40万円の損失を抱え込むことになります。これは極めて大きなストレスです。投資を知らない人だと途中で狼狽売りをして、損失を確定させてしまう最悪のケースにつなげてしまうこともあると思います。
歴史は大きな暴落が起きても、そのあとに回復することを示しています。このことを知っていることにより、狼狽売りを避けて希望を見出すことができます。投資に関する基礎知識はあなたのロボアド運用を力強くサポートしていくでしょう。
知識ないままにロボアドに運用を任せることは、交通規則がわからないままに自動運転に車を任せることと全く同じです。優先道路の概念もわからずに横道から来る車にビクビクし続けるし、夜の山道ドライブなどでは気が気ではありません。資産運用の基礎知識を身に着けることにより、ロボアドへの信頼は向上し、長期で安定した資産運用が実現できるようになります。
まとめ
今回はロボアドバイザーと個人運用の比較を行い、管理のしやすさというロボアドの大きなメリットを紹介いたしました。また、リスクとは価格変動の度合いで、長期運用するほどそのリスクは低減できることを説明いたしました。
以上を踏まえて、リスク許容度はご自身の運用予定期間で決めることが重要であり、一度決めたリスク許容度は容易に変更すべきではないことをお伝えしました。最後に、投資に関する知識をつけることが、ロボアド運用を成功させるために重要であることを紹介いたしました。
さて、実をいうと、私自身はロボアドは使ってはいません。その理由は1%という手数料があることもありますが、それ以上に個人運用が楽しいからです。
目的地に着くだけなら電車やバスを使えばよいですが、自分の手で運転することはそれ自体がとても楽しい経験です。資産運用に関しても同様で、自分で資産をコントロールする面白さを感じられることが個人運用の良さであると、私は感じています。(もちろん楽なことばかりではありません。。)
ロボアドは投資の入り口として、とても良いサービスだと思います。ウェルスナビやテオ、楽ラップなどのサービスを通して、運用の感覚をつかんだ後で、もしも興味を持てれば個人運用を始めてみるのも良いかもしれません。
その時には私もこのブログから、皆さまを全力でサポートさせていただきます!
本記事が皆さまの良い投資につながりますように!
■参考文献■
【リスクはボラティリティだけで語れない】成功する投資家のリスク認識とそのコントロール方法 - 一生!インデックス宣言
【株式は債券よりハイリスクは嘘】【図解】投資のリスクは運用期間が決める! - 一生!インデックス宣言
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Index Pino ぴの @インデックス怪獣 (@indexpino) | Twitter
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